2012年05月19日

保育実践家・斎藤公子について

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画家を目指し、縫いぐるみ作家として数々の作品を発表し続けながら、第二次世界大戦後の混乱期から「すべての子どもたちに笑顔を」と、子どもたちの幸せのために生き抜いた斎藤公子。

日々の保育実践を土台に様々な研究を重ねて、大きな保育集団をつくりました。
そこに各分野の専門家である学術研究者を招き、ともに学び合い、子どもの心と体を豊かに育むために常に本物を与え自然から多くを学ぶ、創造的科学的な保育を実践しました。

自らも芸術や科学から学び続けた斎藤公子は、自然環境から、園舎の設計、おもちゃ、衣類、食に至るまで多くのことを私達に教示し、2009年4月16日、88歳の生涯を閉じました。

あたかも文明の発達に相乗するかのごとく、胎児期から様々な問題にさらされてこの世に生れ出て来る子どもたち。晩年の斎藤公子は特に、非定形発達や何らかの困難を抱えて生まれてきた子どもたちの保育に尽力しました。脳神経系の発達の可塑性が著しく高い0歳から一歳までの保育に希望の光を当て、多くの子どもたちの障がいを軽減してきたのです。

また、子どもの幸せを願うあまり誤った早期教育に走る親たちに警鐘を鳴らし、「子どもの本当の幸せとは何か」を説き続けました。子どもたち1人ひとりが尊厳に満ち溢れた子ども時代を送ることができる、そのような世の中つくることをめざして、多くの人々と共に学び続け、命の限り実践し続けました。

美術を、音楽を、文学を心から愛した斎藤公子の遺志を継ぎ、斎藤公子の世界にゆったりと浸りながら、様々な文化を発祥できる、その様な空間を提供できたらと願っています。

斎藤公子の部屋 企画室
posted by 斎藤公子の部屋 at 20:10| Comment(0) | 斎藤公子の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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